嫌なことはそのうち終わる。
G大阪にとって2017シーズンはサポーターの失望に塗れるものとなった。
1度は首位に立ったことが嘘のようである。
最終節も勝てず、リーグ戦10試合勝ちなしで終えることとなった。
それでも最終節の注目は引退する藤ヶ谷の最後のアップや挨拶の姿であった。石川直宏のように挨拶の場があればよかったのだが。
他会場では川崎が劇的な逆転優勝を決め、客観的に見れば非常に面白いシーズンだったのだろう。
ただガンバサポーターとしては嫌なことが1つ終わったという率直な感想がこぼれる。
翌日には既報通り、レヴィー・クルピのG大阪監督就任と長谷川健太のFC東京監督就任が発表された。
これからは選手の移籍情報に目を回す時期である。
今シーズンのような惨劇を繰り返さないために、補強と監督のチーム作りを入念に行ってもらわなければならない。
今はシーズンの総括をする気にはならない。思い出したくないことがあまりにも多すぎる。ただクラブはこれを繰り返さないために悪いサンプルとして忘れてはならない。
クラブは生まれ変わる。
今回のような中身のない記事を書く必要はないのだが、悪い夢が終わったという1つの人工的な区切りをつけるために、私にとっては必要なことなのである。
悪い夢は終わった。
朝がきた。
カーテンに手を伸ばす。その向こうには太陽が見えているのだろうか。